今回のテーマは『現役保育士が、やって良かった育児』についてです。
育児中は毎日慌ただしくて、振り返ることもなかったけれど、社会人になった我が子を見て、あの時こうしておけば良かったなんて後悔がたくさんあるね。
後悔もあるけれど、振り返ってみて逆にやって良かったと思う育児内容もあるよね。
育児に悩みはつきもの。
・自分の育児は合っているのか
・どんな子育てが良いのか
など悩むことも多いですよね。
ここでは、保育歴20年の現役保育士が我が子にやって良かったと感じた育児内容を5個お伝えしたいと思います。
- 早寝早起きの習慣をつける
- 読書の習慣をつける
- 散歩に出かける
- オセロやボードゲームを一緒に楽しむ
- 旅行など非日常の体験をする
では詳しく解説していきましょう。
早寝早起きの習慣をつける
早寝早起きは、我が子の小学校、中学校、高校全ての入学説明会、入学式、参観日で繰り返し言われ続けてきました。集団生活において、それほど重要なことということです。
早寝早起きの習慣が大切な理由
1. 脳の発達
睡眠中は、脳の神経細胞同士の接続が強化され、記憶の定着や学習能力の向上に役立ちます。特に、幼少期は脳の発達が著しい時期であり、十分な睡眠は脳の発達にとって不可欠です。
2. 体の成長
睡眠中は、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、骨や筋肉の成長、体の修復などに役立ちます。幼少期は体の成長が最も盛んな時期であり、十分な睡眠は体の成長にとって不可欠です。
3. 免疫力
睡眠不足は、免疫力を低下させ、風邪や感染症にかかりやすくなります。幼少期は免疫力がまだ十分に発達していないため、十分な睡眠は免疫力の向上にとって重要です。
4. 情緒の安定
睡眠不足は、情緒不安定や集中力低下を引き起こすことがあります。幼少期は情緒の発達が重要な時期であり、十分な睡眠は情緒の安定にとって重要です。
5. 生活習慣の形成
早寝早起きの習慣は、規則正しい生活習慣の形成に役立ちます。規則正しい生活習慣は、健康な生活を送るために重要です。
早寝早起きの習慣をつけるためのポイント
・毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
・寝る前の時間は絵本の読み聞かせや両親とのお話タイムなどリラックスして過ごす
・寝る1時間前からテレビやスマホを見ない
・寝室は暗く静かにするなど環境を整える
読書の習慣をつける
娘が小学校の時に先生に言われたのは「算数にも読解力は必要」ということ。確かに文章問題が理解できないと数式も作れませんよね。他にも読書の習慣は、幼少期の成長と発達にとって非常に重要です。
読書の習慣が大切な理由
1. 語彙力や読解力の向上
読書は、様々な言葉に触れることで、語彙力や読解力を高めることができます。語彙力や読解力は、学習の基礎となる重要な能力です。
2. 想像力や思考力の育成
読書は、自分の頭の中で情景を想像したり、登場人物の気持ちや考えを理解したりすることで、想像力や思考力を育むことができます。
3. 感性の豊かな子に育つ
読書は、様々な物語に触れることで、感性を豊かにすることができます。感性の豊かな子は、他人の気持ちに共感したり、創造的な考えを生み出したりすることができます。
4. 集中力の向上
読書は、集中して文章を読むことで、集中力を高めることができます。集中力は、学習や仕事など、様々な場面で必要となる能力です。
5. 知識の増加
読書は、様々な知識を得ることができます。知識は、学習や生活など、様々な場面で役立ちます。
読書の習慣をつけるためのポイント
・子どもの年齢や興味に合った本を選ぶ
・親子で一緒に読書をしたり、読書会に参加してみる
・寝る前に1冊読むなど、読む機会をつくる
・図書館や書店に行く
散歩に出かける
我が家の近くに堤防があり、娘が小さい頃はよく近所の方も誘ってお散歩をしました。虫を追いかけたり、川の流れを見たり、夕焼けを見たり、と自然に触れるだけでなく、私自身のリフレッシュにもなって、とても良かったです。他にもおすすめの理由はあります。
散歩が大切な理由
1. 体力や運動能力の発達
散歩は、歩く・走る・跳ぶなどの運動をすることで、体力や運動能力の発達を促します。幼少期は、体の成長が著しい時期であり、運動をすることで、骨や筋肉の発達、心肺機能の向上などが期待できます。
2. 五感の発達
散歩は、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚などの五感を刺激することで、五感の発達を促します。幼少期は、五感を使いながら様々な情報を収集することで、脳の発達が促進されます。
3. 好奇心や探求心の育成
散歩は、様々な景色や物に触れることで、好奇心や探求心を育むことができます。幼少期は、好奇心や探求心を持ちながら、世界を広げていきます。
4. コミュニケーション能力の向上
散歩は、親子や友達とのコミュニケーションの場となります。幼少期は、コミュニケーション能力を育むことで、社会性を身につけることができます。
5. ストレス解消
散歩は、日光を浴びたり、自然に触れたりすることで、ストレス解消効果があります。幼少期は、ストレスを溜め込まないように、適度に発散することが大切です。
散歩をする際のポイント
・子どもが歩ける距離を歩く
・大きな公園などで自由に探索できる場所をえらぶ
・水分補給をこまめにする
・親も子どもと一緒に楽しむ
オセロやボードゲームを一緒に楽しむ
年中年長になるとルールのあるゲーム遊びをよくしました。オセロやトランプ、どうぶつしょうぎなど、大人も本気でするので、娘は最初なかなか勝てずに悔しかったようですが、そのうち大人の私が負けることも増えてきました。
思考力が養われるだけでなく、以下のような利点があります。
オセロやボードゲームを一緒に楽しむことが大切な理由
1. 思考力や判断力の向上
オセロやボードゲームは、先を読む力や状況判断力、戦略を立てる力などが求められるゲームです。これらのゲームを繰り返し遊ぶことで、子どもの思考力や判断力が向上します。
2. 集中力や忍耐力の向上
オセロやボードゲームは、勝つためには集中してゲームに取り組む必要があります。これらのゲームを繰り返し遊ぶことで、子どもの集中力や忍耐力が向上します。
3. 協調性やコミュニケーション能力の向上
オセロやボードゲームは、複数人で遊ぶゲームです。これらのゲームを繰り返し遊ぶことで、子どもは相手と協力したり、コミュニケーションを取ったりする能力を身につけることができます。
4. 数の概念やルールを守ることを学ぶ
オセロやボードゲームは、数やルールを理解する必要があります。これらのゲームを繰り返し遊ぶことで、子どもは自然と数の概念やルールを守ることを学ぶことができます。
5. 勝ち負けを経験する
オセロやボードゲームは、勝ち負けがあるゲームです。これらのゲームを繰り返し遊ぶことで、子どもは勝ち負けを経験し、悔しい気持ちを乗り越える力を身につけることができます。
オセロやボードゲームを選ぶ際のポイント
・子どもが理解できるルール
・子どもが楽しめる難易度
・プレイ時間が発達に合っているか
・親子で一緒に楽しめるゲーム内容
旅行など非日常の体験をする
子どもが親と一緒に行動してくれる時間は思っているより短いものです。中学校に入学すると部活や塾が中心の生活になり、家族みんなで旅行に行くにもなかなか予定が合わなかったりします。また、思春期には親との行動を嫌がる子もいますよね。子どもが幼いときの方が旅行に行きやすかったりします。
旅行など非日常の体験が大切な理由
1. 五感を刺激し、脳の発達を促す
旅行では、普段は見慣れない景色や、触ったことのない物、聞いたことのない音など、様々な刺激を受けることができます。これらの刺激は、子どもの五感を刺激し、脳の発達を促します。
2. 好奇心や探求心を育む
旅行では、様々なことに触れることで、子どもの好奇心や探求心が育まれます。また、自分で問題を解決したり、新しいことに挑戦したりすることで、自立心も育まれます。
3. コミュニケーション能力を高める
旅行では、家族や友達と協力したり、現地の人と交流したりすることで、コミュニケーション能力を高めることができます。
4. 想像力や創造性を豊かにする
旅行では、実際に体験することで、想像力や創造性を豊かにすることができます。また、異なる文化や価値観に触れることで、視野を広げ、柔軟な思考力も育まれます。
5. 非日常の体験で思い出を作る
旅行は、子どもの心に一生残る思い出を作ることができます。これらの思い出は、子どもの成長にとって大きな糧となるでしょう。
幼少期の旅行におすすめの場所
・動物園
・水族館
・博物館
・遊園地
・海水浴
・温泉旅館
まとめ
いかがでしたか?
- 早寝早起きの習慣をつける
- 読書の習慣をつける
- 散歩に出かける
- オセロやボードゲームを一緒に楽しむ
- 旅行など非日常の体験をする
どれも私が娘の育児で取り入れて良かったものです。
普段の育児の中で、どのような子育てをしたら良いのだろう?と悩んだときに、ご参考になると嬉しいです。
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