4月から職場復帰をしてお子さんが保育園に入園するご家庭も多いと思います。新しい生活に向け保護者の皆さんも気持ちが落ち着かないかと思います。保護者さんだけでなく子どもたちも保育園での生活に慣れるまでは不安な気持ちでいっぱいでしょう。
でも泣いている子も、1ヶ月も経つと自分の気持ちをちゃんと切り替えて、新しい環境に慣れてこうとします。
子どもたちの新しい環境の適応力は大人が思っている以上にすごいものです。
ここでは、お子さんが集団生活を送る上で大切な、保護者さんにお願いしたい3つのことをお伝えしたいと思います。
これができていると、保育士としてはとっても助かりますので、一人でも多くの保護者さんに伝わると嬉しいです。
十分な睡眠をとる
持ち物に名前を書く
爪を切る
簡単なようで、これがとても重要です。
その理由を詳しくお伝えします。
十分な睡眠をとる
集団生活は自分の自由にできないこともあり、気を使って大人でも疲れますよね。これは子どもたちも同じです。また、これが新しい環境であると尚更です。
睡眠不足になると、脳の機能が低下し、情緒が不安定になります。
子どもは、睡眠不足によって、イライラしたり、癇癪を起こしやすくなったりすることがあります。友達とケンカになりやすかったり、泣いてもなかなか気持ちを切り替えらられなかったり、と良いことはありませんね。
それに体調を崩しやすくなります。
集団生活では色々な菌をもらってしまいますので、情緒面だけでなく、体調面から考えても十分な睡眠はとても大切ですね。
他にも
体の成長や発達が妨げられる
脳の発達が妨げられる
集中力が低下する
肥満のリスクが高まる
などが挙げられますので睡眠はしっかり取りたいですね。
早寝早起きの習慣をつけるためのポイント
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる
寝る前の時間は絵本の読み聞かせや両親とのお話タイムなどリラックスして過ごす
寝る1時間前からテレビやスマホを見ない
寝室は暗く静かにするなど環境を整える
持ち物に名前を書く
入園説明の際や、毎月発行の園便りやクラス便りなどでもよく書かれているのがこの内容です。
では、なぜ持ち物に名前を書いていないといけないのでしょうか。
理由は、以下の通りです。
持ち物の紛失を防ぐ
友達との間違いを防ぐ
子ども自身が自分の持ち物かわからない
誰の持ち物か探す際に、保育士の目が子どもから離れる
持ち物に名前を書く際のポイント
洗濯しても消えないように、油性ペンなどでしっかりと書く
ひらがなで大きく書く
タグなど、わかりやすい場所に書く
新しく買ったものは、すぐに名前を書く
爪を切る
乳幼児の爪は、大人よりも薄く、柔らかく、伸びるのが早いため、定期的に切る必要があります。
爪が伸びていると、友達とケンカしてしまって思わず手が出てしまった場合相手を傷つけてしまうこともありますし、自分より小さな友達を可愛がありたくて思わずほっぺたを触った際に意図せず傷つけてしまう場合もあります。
爪を切る際のポイント
安全な場所で切る
少しずつ切る
角を丸くする
無理に押さえつけたりせず、リラックスしている時がおすすめです。
おわりに
今回は、お子さんが集団生活を送る上で大切な、保護者さんにお願いしたい3つのことをお伝えしました。
十分な睡眠
持ち物に名前を書く
爪を切る
集団生活の中でこれができていると、保育士としてはとっても助かりますので、一人でも多くの保護者さんに伝わると嬉しいです。
以下の記事では『現役保育士が我が子にやって良かった育児」も紹介していますので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。
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